ある日、ふとした瞬間に気づいたんです。
「あれ、もしかして私、ずっと思い込みの中で生きてきたのかも?」って。
それは、友人との何気ない会話の中でした。「私って昔から人見知りだから…」と口にしたとき、友人が「それ、本当にそう?ただそう“思い込んでる”だけじゃない?」と笑いながら言ったんです。
その言葉が、心にズシンと響きました。
思い込みって、気づかないうちに私たちの行動や選択を縛っているんですよね。
「私はこういう人間だから」「どうせ無理に決まってる」「あの人には敵わない」…そんな言葉を、何度自分に言い聞かせてきたか分かりません。
でも、それって本当に“事実”なんでしょうか?
子どもの頃に言われた一言、失敗したときの記憶、誰かの何気ない態度。
そういう小さな出来事が、心の奥に刷り込まれて、「私はこういう人間だ」と信じ込んでしまう。
それが、いつの間にか自分の“真実”になってしまうんです。
私もずっと、「私は人前で話すのが苦手」「自分には特別な才能なんてない」と思っていました。
でも、あるとき勇気を出して小さな発表の場に立ったら、意外とみんなが「分かりやすかったよ」と言ってくれて。
その瞬間、「あれ?もしかして、私にもできるのかも」って、心の中の何かがふわっとほどけた気がしたんです。
信じ込みって、ある意味、自分を守るための鎧でもあると思います。
「どうせ無理」と思っていれば、挑戦しなくて済むし、傷つかなくて済む。
でもその鎧は、同時に自分の可能性を閉じ込めてしまう檻にもなってしまうんですよね。
私たちは、過去の経験や周りの言葉に影響されて、自分の価値や能力を決めつけてしまいがちです。
でも、それって本当に“今の自分”に当てはまることなんでしょうか?
過去の自分と今の自分は、同じようでいて、まったく違う存在かもしれません。
ある日、鏡の前で自分に問いかけてみました。
「本当に私はダメな人間なの?」「本当に私は愛されないの?」
すると、心の奥から小さな声が聞こえてきたんです。「そんなことないよ」って。
その声はとてもかすかで、最初は信じられなかったけど、何度も何度も問いかけていくうちに、少しずつ確信に変わっていきました。
「私は、思っていたよりもずっと大丈夫かもしれない」
そう思えたとき、世界の見え方が少し変わった気がしました。
刷り込みって、無意識のうちに心に染み込んでいるから、気づくのが難しい。
でも、気づいた瞬間から、少しずつ変えていくことができるんです。
それは一気に変わるものじゃないけれど、毎日の小さな気づきが、やがて大きな変化につながっていく。
例えば、「私は人に頼っちゃいけない」と思い込んでいた人が、「助けて」と言ってみたら、意外とみんなが手を差し伸べてくれた。
「完璧じゃないと認められない」と信じていた人が、失敗しても笑ってくれる仲間に出会った。
そんな経験が、少しずつ心の中の“信じ込み”をゆるめてくれるんです。
私たちは、もっと自由になっていい。
もっと自分を信じていいし、もっと優しくしてあげていい。
だって、今まで頑張ってきたのは、他でもない“自分”なんだから。
もし今、「自分には無理だ」とか「どうせ変われない」と思っているなら、それは“思い込み”かもしれません。
そして、その思い込みは、今日から少しずつ手放していけるものです。
自分を責める代わりに、「そう思ってたんだね」と優しく声をかけてあげてください。
人生は、思い込みひとつで大きく変わります。
信じ込みをゆるめることで、見える景色が変わり、選べる道が増えていきます。
そして何より、自分自身との関係が、少しずつあたたかくなっていくんです。
私もまだまだ途中だけど、少しずつ、自分の中の「こうあるべき」を手放していっています。そのたびに、心がふっと軽くなるのを感じます。
参考⇒思い込み・信じ込み・刷り込みの恐ろしさと素晴らしさ【解消法と活用法】
あなたも、今日から少しずつ、自分の中の“思い込み”に気づいてみませんか?
きっとその先には、今まで知らなかった自分との出会いが待っているはずです。
